ご質問にお答えしました。
今回お送りいただいた内容を一部だけ抜粋してしまうと、質問者さまのおかれた状況等に誤解が生じる可能性がありますので、個人特定ができないよう一部内容を変更した上で文面をそのまま掲載させていただきました。
(質問者さまへ→事前に転載の了解をいただきたかったのですが、連絡いただてるメールアドレスが間違ってるようで宛先不明となっております…)
■いただいたご質問■
私と未就学の子ども(2人)は耳が聞こえません。
療育のため育休は長くいただいておりますが、予防接種などに2人を連れて行くのには大変な場面もたくさんあります。
そこで、筑紫野市の保育所に一時保育をお願いしましたが「耳が聞こえない」と言う理由だけで断られました。
「毎日来るようにして、休みたい時だけ休む」という形なら対応できると。
確かに
「障がいを持っているから何か起こった時には責任が取れない」
「そもそも保育士が足りていないのに、いつ来るかわからない子どものために保育士を確保できない」
等のことはわたし自身も仕事柄理解はできます。
ですが、障害があるからと言う理由だけで一時保育を断られるのはどうしても納得できません。
健常のお子様の親御さんだとリフレッシュでも一時保育を利用できるのに、障がい児だとできない…とても理不尽だと思いました。
その点、どうお考えかご意見をお伺いしたいです。
■回答■
「孤立しやすい家庭ほど、情報や支援の提供を受けることが難しい」の典型ですし、すぐに解決すべき課題です。
これは筑紫野市に限ったことではありませんが、マイノリティよりも大勢で大声を出す方々の意見のみが優先されてしまう、非常に不健全で残念な例です。
「各種保育サービスの充実と均等化」というのは近年、特に改善を推進されてきた課題です。
「ご要望や意見は聞きますが、今はそれ以上何もできません」
ではなく、
現時点でも実際はスムーズに対応してもらえる手段や方法があったのでは、と思います。
ただ、現場の保育士や職員は日々の業務に忙殺されることが多く、アップデートされた知識に十分に適応できてないことが多々あります。
窓口で対応する方に十分な知識がなかったり、対応の経験自体がないことも否めません。
そういう方に当たった場合は「どう手続きすればいいのか」という解決に届くことなく、門前払いだったり、画一的なマニュアル対応しかできていないのが実情ではないかと思います。
これは早急に改善すべきことです。
このあたりを踏まえ「各分野の専門知識を持つスタッフを確保すること」を前提に、
「地域の保育や福祉ネットワークの全体を俯瞰で見渡し、具体的なサポートを統括できるマネジメント機能を持った部署」を新設する、もしくは明確にするべきだと考えます。
■有料ではない未就学の子どもが一日中遊べる広い施設があると助かる■
未就学児童が一日中遊べる広い施設、「しかも雨天でも」となれば最高ですよね。
夏の公園は「灼熱の金属による火傷と熱中症のリスクしかない危険な場所」になりますし。
それこそ「財源がないからできない」ではなく、工夫次第ですぐにやれることのひとつだと思います。
「逆に、なぜ今までなかったのか」という速度感で取り組みたいテーマです。