ご質問にお答えしました。
文字にするとかなり大量ですし、本来であれば動画にして見やすい資料を提供したいのですが、他の候補者の方々と考えを比較したいというお声もありましたので、取り急ぎ要約したものになりますが、こちらに掲載しております。
■子育て支援についての考えを■
私自身が保育士の資格を持ち、実際に保育施設を運営してきた立場から言わせていただくと「現場で働いたことがない方々の荒唐無稽な場当たり的な意見」があまりにも無責任です。
これらが原因で従来の子育て支援事業が安定しなかった事例が多いこと自体が、非常に深刻な問題と考えます。
例えば明石市を例にした多くの子育て支援が実行できているのはあくまで「大規模な予算ありき」です。
この数十年にわたり、予算の目処や具体的施策もないまま、多くの方がただの「選挙用のフレーズ」として「■■の助成を推進」「■■歳まで無償化」「保育士の地位向上」といったそれっぽいことを掲げてこられてきました。
しかし結局、抜本的に改善されたものは何もありません。
その結果、いつも何も新たな解決や改善がないまま、
「保育所という箱を増やす→保育士が足りなく本来の定員を受け入れることができない→劣悪な保育士の労働環境→現場の保育士が減少する→待機児童を受け入れることができない→保育所という箱を増やす」
というループをこの数十年で何度も繰り返しています。
だからこそ、まず最初にすべきは「その時にその地域で解決すべき課題のあぶり出し」と、現場で働く方と保護者の希望を照らし合わせ「できること、できないこと、すぐやるべきこと」の具体的な優先順位付けと取捨選択をすることです。
これらは簡単なことに見えますが、地域や保護者の生活環境によっても課題は千差万別ですし、どれか共通した何かひとつを解決すれば丸くおさまるようなものではありません。
子育て環境は個々で大きく異なるからこそ、1人にとって必要な支援でも99人にとっては重要ではないことが多くあります。
逆に、99人に必要なくとも1人にとって重要なことが、実際は世の中にとって非常に大きな意味を持つことも多々あります。
その優先順位や取捨選択できるシステムの構築と、その問題にすぐ取り組むことができる予算の確保が市町村単位でできる最低限かつ最優先の事項だと考えます。

紛失による再発行のため再交付の日付になってます