フォームからご質問いただいた「声」にお答えしました。
それぞれ文字にするとかなり大量ですし、時間ができれば動画にして数値や各手順を含め、具体的に説明させていただこうと考えております。
取り急ぎ、他の候補者の方々と考えを比較したいというお声もありましたので、要約したものになりますが、こちらに掲載しております。
お手隙の際にでも是非ご一読ください。
1. 旧筑紫野市役所の跡地利用についての考えを
大前提として無計画で場当たり的な箱物行政は効果を生まないどころか大きなマイナスでしかありません。
「予算がない」を理由にこのまま放置→いつか大きな費用をかけて解体→さらに巨大な税金を投入して何か意味不明な施設を建設する、
という流れよりも、
現況の放置の「立入禁止のロープを張った廃墟のまま」にするぐらいなら取り急ぎ「小さな区画に分け、市内もしくは全国の個人や小規模事業者に貸し出す」なりで、赤字維持費の健全化もしくは筑紫野市の個人事業や小規模IT事業の開業支援のアイコンとして活用することが効率的だと考えております。
そもそも解体前提の建物ですし、長期で使用させるというより「こういうご時世だからちょっとやってみたい」に役立つシステムを提供することは「筑紫野市によるチャレンジ支援」というスタンスを示すのに非常に効果的です。
福岡市でいうところの大名小学校跡の施設活用をイメージいただけるとわかりやすいかもしれません。
「あくまで解体までの時限的なものですが」という枕詞は全国に向けた告知としてはかなりインパクトがありますし、即効性も高く、効果的な活用ができると考えます。
2. 筑紫野市営のプールがない。高齢者も健康維持に利用出来る施設があれば良いが
前述の箱物行政批判とは真逆の意見に見えてしまいますが、プールの新設は絶対に推進すべきです。
しかも、現在カミーリアにあるような「高齢者の徒歩用リハビリプール」といった中途半端なものではなく、一般的な25mプールに併設する「世界大会が開ける基準(コース数・深さ・客席数など)」の設備を擁したものを、です。
現在福岡県にこのようなプールは福岡市にあるアクシオン(博多の森)くらいです。
圧倒的な見た目のインパクトがある施設ですし「わざわざあんな施設を作らなくても...」という意見も持つ方が多いかもしれませんが、あれも既に築30年になり、大幅改修が必要な時期となってきております。
だからこそあえて「今」です。
同じ大型予算をかけるのであれば、築30年の施設をリフォームするより、ゼロから新築した方が立派なものができるのは明らかです。
その規模のプールが新設できれば、小中高の大会や各種全国大会はもちろん、世界大会も誘致できます。
これらによる集客は飲食、宿泊のいずれでもかなりの規模の経済効果になります。
もちろん大会用の大型プール自体はあえて冬季はスケートリンクとしても活用できますので、近隣市町村を圧倒するコンテンツになり得ます。
この規模の施設でも他県のプロジェクトから考えれば今回の市役所の新築移設の費用から考えれば大型の運動施設(ジムなど)を設置しても半額程度で建設可能です。
また、このコンテンツ(プール)により筑紫野市の知名度や認知度が上がれば、ネーミングライツで新たな大型の財源も確保することができると考えます。
他の市町村と比べ、面積の圧倒的に広い筑紫野市には大型施設でも新設する場所はいくらでもあります。
仮に現時点で交通の便の悪い場所を候補地としても、私が別で提唱する新しい交通インフラの構築でどなたでも不便なく利用できる環境を構築できると考えております。
3. 二日市中央商店街の再開発はどう考えているか
前述した上記の2件ともあわせ、総合的に判断する必要はあると思いますが、まず優先すべきは西鉄二日市・JR二日市・西鉄朝倉街道の周辺の整備もしくは再開発です。
ご存知のとおり、福岡市から下大利(大野城市)までは線路が高架化されました。
これにより交通渋滞が緩和され、通勤通学を含めた生活の利便性が劇的に向上しています。
踏切の危険性や遮断機の騒音もなくなったことで、家賃や地価が大幅に上昇し、これからも新しい駅舎を軸に発展の気配が見えています。
一方、筑紫野市の大きな玄関口である西鉄・JRの両二日市駅、筑前町や朝倉からのハブになる朝倉街道は良くも悪くも数十年前から変わらないままで、むしろ渋滞や街の一体感のなさ等、悪いところだけが目立ってしまい、多くの利用者の方にとって、ただの通過点としての役割しか持っていないのが現状です。
太宰府天満宮へ向かう大量の観光客からしても、二日市駅はもはやただの乗り換え駅でしかありません。
その「単なる通過点」になってしまった駅を周辺まるごと、第三者から見ても魅力的な巨大コンテンツに刷新しようと思っても、そこには多くの地権者もいらっしゃいますし、到底簡単な作業ではありません。
その上で、今では日本のランドマークになっているスカイツリーなりソラマチが古くからの住宅密集地に建設された時のように「区画整理」のニュアンスで土地や区分所有への置き換えを含めた活用に使う方法が最適かつ現実的だと考えております。
駅の周辺を刷新・再構築するための大型施設の計画してもバランスがとれない箇所が必ず出るでしょう。
その時に空き地になったままの中央通りや旧市役所跡地を含め、広大な土地を配分(建物を建てるのであれば区分所有)すれば、筑紫野市が抱える問題の2大巨頭が同時に解決できるのではないでしょうか。
残念なことですが、中央通りのアイコンだった江島屋・ジャスコ・武石百貨店が淘汰されてしまったのは時代の流れです。
必要とされなくなり、その役目を終えたというだけです。
イオンを含めた大型商業施設の台頭で、地域の商店街が壊滅しているのは筑紫野市だけのことではありません。
現に、西鉄二日市駅の横にある古い三階建てのスーパーはユニード・アピロス・ダイエー・イオンと経営企業こそ変わってますが「ニーズ」があったから、昔ながらのかなり古い建物のまま今でも同じ業態で同じ場所に健在です。
乱暴な言い方をしますが、必要とされず時代に淘汰された場所にどうやってもそれまでの賑やかさは戻りません。
思い出として楽しむのは結構ですが、市外の人、県外の人から見ればただの懐古による自己満足でしかありません。
今私たちがやるべきは「私たちの街は昔は栄えてたのよ」と懐かしむことではありません。
近隣の市町村に大きく遅れをとっている多くのことをどうやって取り戻していくか、そこに全力をかけることが「第三者の目線」から見て、筑紫野市の価値が再評価されるための最初の一手だと思います。