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ふたつの「だざいふ」

執筆者の写真: 船津順船津順

ご存知の方も多いでしょうが、新元号「令和」の由来。


大伴家持(万葉集の選者)の父、 大伴旅人(大宰府長官・政治家)が

大宰府で開催した梅花の宴(『万葉集』の巻五)

これが「万葉集」「大宰府」にそこそこの新元号ブームを起こしている理由。


ただ、 「新元号にちなんで太宰府天満宮に行ってきたよ!」 と、言ってる方。


そこ違う。


「だざいふ」は二種類ある。 「太宰府」と、

「大宰府」ね。


太宰府←住所、地名、天満宮 大宰府←古代律令時代の役所、遺跡

令和に関する「だざいふ」は「大宰府」のほうで「大宰府政庁跡」と呼ばれる場所。


太宰府天満宮ついでに歩いていく距離じゃなく、駅からも遠いし現地に行くなら車が現実的。

地元小学生の遠足の目的地になりがちな場所。

もちろん遠足では何回も行ったし、中学時代の通学路。

太宰府市民に聞いてみたら万葉集と大友旅人効果で観光客で押し寄せて、近隣道路がそこそこ渋滞してるらしい。


あそこに観光客がたくさん来てるなんて思えない。

なので行ってみた。


筑紫野市から太宰府市へ移動。

すぐそこ。

移動時間5分(笑)

駐車場到着。

満車。



平日なのに何台か並んでる。

​ここの駐車場に警備員というか駐車場係いるの初めて見たかも。

万葉集&大伴旅人ゆかりの地、大宰府政庁跡。

そこがどんな場所で何があるかは知ってます。


でもせっかくなので待ちます。



駐車場、満車です

駐車場係の人曰く、少し離れたところにも別で駐車場があるそうですが、なつかしい通学路を眺めつつ駐車場が空くまで待ちました。


前の道路はしょっちゅう通るけど敷地内に入るのは何年ぶりでしょう。

駐車場にある車の台数を見るかぎり、確かに人は多そう。

大宰府政庁跡は駐車場から数段上がった位置にあるのでまだ全体は見えません。

そうこうしてたら駐車場空きました。

ひさしぶりの大宰府政庁跡。

さて、ここには何があるでしょうか。


大宰府政庁跡、全景


なにもない。


その昔、太宰府政庁がここにあったという「跡」しかない


​だいたい観光客の人達、建物とかあると思って奥まで行くけど何もないよ。


万葉集や大伴旅人のゆかりの場所ですが、あるのは「跡」。

とはいえ、太宰府市の観光地は太宰府天満宮一強なので、それ以外の観光名所を知ってもらえるきっかけになるなら良いことだな、と思います。


ただ、せっかくですし...

​他にも近所に「万葉集」「大宰府」「大友旅人」ゆかりの観光地、あります!

大宰府長官の大伴旅人の歌にも登場し、万葉集にも載ってる、

九州最古の温泉地!!


万葉集にも掲載された九州で一番古くからある温泉地は、別府でも湯布院でも黒川でも嬉野でも武雄でも雲仙でも指宿でもなく、

我らが筑紫野市にある二日市温泉!​


​ようこそいらっしゃいませ。



@二日市温泉

立派な石碑もあります。

万葉集掲載の一節や大伴旅人​の名前入り。

太宰府から車で5分。

うちから徒歩5分。

住所はそのまま、筑紫野市「湯町」​

最近パッとしない筑紫野市が全国的に知名度と好感度をあげるチャンス!!

二日市温泉!湯町!筑紫野市がんばれよ!




と思って写真撮りに行ったら




二日市温泉

全然関係ない道路工事しよる。

それ今なの?

石碑どこよ。

​運ばれていく岩みたいになっとるやん。



電柱の右に石碑

工事はもともと日程が決まってたりとかで仕方がないこともあるだろけど、

​こういうところが近隣市にどんどん置いていかれてしまう原因じゃないかな...

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